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[游记]厳寒の安東(2)民俗博物館屏山書院へ:青竹日記:So-netblog |
2008-06-27 ne.jp |
青竹日記 竹林のざわめきを夢見て 厳寒の安東(1) 臨清閣と統一新羅の塼塔|厳寒の安東(3) 屏山書院ブログトップ 厳寒の安東(2) 民俗博物館屏山書院へ [旅] 固城李氏塔洞派宗宅から川沿いに東北へ足を伸ばす。 線路と川に挟まれた何もない道を20分ほど歩く。道沿いはサクラ並木となっているから、春はきっときれいだろう。橋を越えると十数軒、飲食店が建ち並んでいる。時間もちょうどいいのでここで昼ご飯を食べることに。 安東の名物料理は、チムタク(鶏のぶつ切りをじゃがいもやニンジン、タンミョン[太めの春雨みたいな麺]などと一緒に甘辛いたれで蒸したもの)、ホッチェサバップ(祭祀の時に出すのと同じような食材で作るビビンバを祭祀以外の時に食べるもの)、カンコドゥンオ(塩漬けのさば)、コンジングクス(小麦粉ときなこを混ぜた麺)ということ。 メニューをみると、焼きさば、煮さば、ヤンニョンさばの3つ。煮さばとヤンニョンは辛そうなので、焼きさばにした。 10分も待たずに、開きにされこんがり焼かれたさば一尾とパンチャン(小皿の副菜)七種、みそ汁とご飯が出てきた。これで二人前。 さばは塩がしっかりきいているが、漬けるせいか余分な脂が落ちている感じであっさりとしている。プサンナビ(http://www.pusannavi.com/)などの情報によると、この安東名物の塩さばは、海から安東まで運ぶ間に時間が経ってイノシン酸が増え、腐りかかった直前に塩漬けにするところがおいしいということだったが、どうやら最近のは採れたてのを塩漬けにしているようだ。ちょっと残念。 飲食店街の目の前には、月映橋という美しい名前の木造柵の歩行者用橋があり、渡るのを楽しみにしていたのだが、安全検査のためだかなんだかで無情にも閉鎖されていた。 仕方なく、遠回りして風情のない普通の橋を車に引かれそうになりながら渡る。 橋を渡ると民俗博物館。 民俗博物館では両班の一生や生活風景、安東地方の祭などについてジオラマやマネキンなども多用して展示している。 民俗博物館の隣には、民家を移築した野外博物館がある。 いろんな民家があるようだが、解説版などが不足しており、水原の民俗村と違って、家具や生活用品のディスプレイなどもないので、ガイド無しではなにがなにやら…… とりあえず、これがトイレなのはわかった。 中はこんな作り。 また他にも烈女や孝子の碑が移築されている。 こちらの烈女は、結婚四年で夫と死別した後、病気の義父母の看護に奔走し、その死後、悲しみに堪えられないと自害したことを表彰されたもの。うん。 野外博物館は急な山道に展開していて、一番上まで行くと KBSのドラマ撮影所があるということだったが、こちらは割愛。 見学していると、池のほとりに大音量スピーカを積んだバイクを乗りつけ、池の魚に餌をやりながら、大音量で洋物懐メロをかけるおじさんが出現。なんじゃありゃ、と思ったけど、我々の隣で見学していたおじさんは、懐メロにあわせて鼻歌をうたっていた。寛大だなあ。 博物館の前のバス停のベンチに座り、バスを待つ。途中、さっきのバイクおじさんが大音量で懐メロを垂れ流したまま、ゆったりと走り去っていった。 しかし、バスが遅れたこともあり、次にどこかに行けるバスはみな安東駅を出発した直後。むこう二時間ほどは一つもない。 タクシーに乗って、「ピョンサンソウォンカジ カジュセヨ」というと、「ピョンサンソウォンヨ?トサンソウォンヨ?」と聞き返される。確かに紛らわしいし、屏山書院と陶山書院は真反対の方向だから、間違えたら大事だ。なんどか押し問答のあげく、目的地はピョンサンソウォンということをはっきりさせる。 しばらく走っていると、暖かい日差しに私の方はつい寝てしまった。 30分ちょっと走ると外はすっかり田園風景。 しかも、道はすぐに車がようやくすれ違えるかすれ違えない程の砂利道になった。こりゃ歩いたら大変だ。
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