[游记]春の皇居

2007/4/13

昨晩久々に皇居の周りを走った。膝を痛めて以来ほぼ一月ぶりだったので普段よりもゆっくりジョギングペース（5Km 30分くらい）で走る。いつもにもましてランナーが多い、特に女性の多さは目を見張る。再開発が決定した気象庁前ではなぜかトランペットの練習をしている人もいた。考えてみればあそこは音を出していてもクレームが来ない場所かもしれない、車の排気ガスと騒音よりはトランペットの音のほうがましである。

皇居では八重桜が満開。今年は満足な花見が出来なかったのだが目を楽しませてくれる。また、お堀の土手一面は春の草花が満開でとても美しくむせるような香りもする。都会の真ん中で春を感じさせてもらえるとは思わなかったが、コンクリートで固められた東京の中で皇居の土手は数少ない「土」がある場所である。

中国の温家宝首相が来日しているためか、いつもにまして警官の数が多い。とは言うもののジョギングには何の支障もなく、日本は個人の自由が大事にされているというか国家が市民に介入しない国だと思った。先月モスクワに行った際に丁度プーチン大統領がクレムリンにいたそうだが、彼が移動の際はかなり厳しく交通規制が行われるため市内が大渋滞になるという話を聞いた。昔レーガン大統領が来日した際に彼の車が通ったときに丁度桜田門周辺を歩いていたが何の規制もされなかったことを思い出した。