[游记]栈云峡雨日记苇杭游记

竹添進一郎（1841-1917）は、天津総領事や朝鮮公使を勤めた明治外交官。1876年5月2日、竹添進一郎一行三人は、北京を出発し、河北、河南、関中を経、秦嶺桟道から四川に入り、その後、三峡、揚子江を下り、8月21日、上海に到着。《桟云峡日記》は、竹添がこの長旅を記述した漢文体游記。優美かつ生き生きとした文章で旅路の見聞を記録し、感慨を述べ表しており、陸游の《入蜀記》、范成大の《呉船録》に並ぶ名作と絶賛されている。《葦杭游記》は、股野琢（1838-1921、明治時代の帝室博物館総長）が1908年9月に朝鮮を経て、中国を遊歴した時の見聞録。